建築・設計

おさむくんの「職人気質」

　日本の伝統工法

大工職人歴２３年を経て、桧住建を起業後１７年。４０年の職歴で学び得た、木造建築への「こだわり」を家造りに生かしています。

　古来、日本建築の伝統工法は、釘やボルトを使用せずに大工職人の手により、継ぎ手や込み栓引き・割り継などの細工を用いて、木の特性である柔軟性や癖などを上手く利用して躯体を組み上げ構造体を造り上げて来ました。

　地震や台風の多い我が国では、日本の伝統工法(木の特性で、しなりや粘りにより、地震や台風時に横から加わる力を受けても、元に戻る構造)は、揺れながら耐える構造躯体として理想だとも言えます。

　国産木の材質

　国産桧無垢材は、伐採して柱などの建築資材になってから３００年間は強度が向上し、１０００年かけて伐った時と同じ硬さになるのですから、木造建築が１００年・２００年持つのは当り前のことであり、四季がある日本の自然が育てた桧や杉を使用した古来の木造建築が何百年経った現在でも実存するのは不思議なことでは無いのです。

　長持ち進化する家造り

　桧住建は、木の特性を生かした伝統工法と今の建築工法(快適さや機能性を重視)を融合さすことで、日本の環境に合った長持ちする家が出来るのではないだろうかと考えます。２５年や３０年で建替える建て方ではなく、長期はもちろんライフスタイルに合わせて変化に対応できる進化する家造りを提唱し、取り組んでおります。

　【施工例①　：玄関】

　【施工例②　：外壁】

　構造体は(スケルトン)は、ライフスタイルの変化等による間取りの変更や柱などの入替えに対応しやすい伝統工法の在来木造軸組を取り入れ、国産材(建築される地域の環境で育成した木材)を最大に用い、また腐りにくく、シロアリに食されにくい材料を使用することにより自然災害に強い、長持ちできる家を造ることができます。

　【施工例③　：玄関】

一年中室内の温度・湿度が一定に保てることから、工夫次第では毎日のランニングコストも抑えることが可能となります。

　内装(インフィール)は、バリアフリー仕様はもちろん、省エネ高気密高断熱のエコ仕様が基本。外気と接する部分は床下を含め吹付け断熱や気密断熱サッシで高気密高断熱仕様とすることで、住む人それぞれの体感温度や湿度を好みに合わせて調整することで快適な居住空間を作り出すことが出来ます。一年中室内の温度・湿度が一定に保てることから、工夫次第では毎日のランニングコストも抑えることが可能となります。

　【施工例④　：内装】

　【施工例⑤　：内装】